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メインはサイトのレス用です。たまに他愛無ない日常の事も。
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本日サイトを更新しました。

嵐さんのお誕生日、ということで、不二山編「例えばこんな不二山家 Part.2」です。因みに誕生日とも、既存の「例えばこんな不二山家」とも無関係です。
卒業後、嵐さんのお部屋にバンビが遊びに行く話で、バンビとは遭遇しないんですが、嵐さんのお母さんが出てきます。嵐さんのお母さんは二ページ目のエピローグのみに登場ですので、そういった捏造が苦手で、嵐バンの様子だけ読みたい、という方は、一ページ目だけ読んでいただければと思います。まあ、二ページ目を読まなくてもそれほど支障はありません。両方読むとちょっとすっきりする(もしくは逆にもやもやする)ことも、あるかもしれないですが。
ご興味のある方は、お好きな方でどうぞ、覗いてやってください。

朝ツイッターにログインしたら、「不二山嵐生誕祭2015」のハッシュタグつきで嵐さんのお誕生日祝い作品がどばーーーーっとTLに流れてきていて、嬉しさのあまり泣きながらふぁぼって(=お気に入り登録の意)ました。
嵐さん愛されてる! 嵐さん大人気!
正直、そういった人さまの作品から得たエネルギーで今日中にテキスト上げられました。
ありがたやありがたや…。


サイトから拍手有難うございました!
連打して下さった方もいて、嬉しかったです(*´ω`*)

※追記

下記続きに、即興で書いた小話を投下します。一応誕生祝のお話。







「不二山、Happy Birthday!」
「おめでとさん」
はばたき学園高等部校舎廊下。
聞き覚えのある声に、不二山嵐は振り返る。
立っていたのは桜井兄弟。兄の琥一、弟の琉夏の二人。
不二山は若干の驚きとともに礼を言う。
「押忍、どうもな」
まさか男に(後輩の新名旬平ならまだしも)、しかもこの二人から誕生日を祝われるとは意外である。
それだけで十分嬉しかったのに、琉夏は軽く斜め上を仰ぎながら、哀愁漂う表情で言う。
「ゴメン。俺らさ、貧乏だからプレゼント買えないんだ」
琥一は、弟とは逆に斜め下を向いて述べた。
「悪ぃな」
「いいぞ。そんなの。俺だっておまえらの誕生日になんかやった事ねーし。つーかおまえらの誕生日知んねーし」
「だがしーかし!」
琉夏は不二山の言った事など聴こえていないかのように、制服のポケットから何かを取り出した。
「ここに取り出しましたる一本のリボン!」
「りぼん? それがどうかしたんか」
「色は不二山の好きな青!」
「よく知ってんな」
感心半分呆れ半分で言っている間に、今度は隣の琥一が後ろを振り返った。それから、何かを持ち上げながら振り向く。
持ち上げられているのは人間で、不二山の良く知っている人物だった。
琥一は無駄にいい声でもったいつけるようにゆっくりと言う。
「あとは……捕まえて来た、一匹の子鹿だ」
鹿扱いされた挙句、琥一に脇の下を支えられる形で掲げられているのは、不二山の所属する柔道部のマネージャーで、兄弟たちの幼馴染み。今は俯いていて表情は見えないが、間違いない。
気安く触んな、と不二山が琥一に文句をつける前に、彼女は廊下の床に下ろされる。その彼女に、胸の前で両腕を揃えさせたかと思うと、琉夏が素早い動きで先程のリボンを手首に巻き付ける。何周分かが巻かれ、仕上げに、きゅ、となされる蝶結び。
「完成!」
「一丁上がりだ」
まるで拘束されるような形でリボンで飾り付けられた小鹿が、兄弟に肩を支えられて不二山の方を向かされる。
やっとまともに見えた表情は所在なさげで、まともに不二山の方を見てはいなかった。
「これが俺らからの誕生日プレゼント!」
「返品・交換は受け付けねぇぞコラ」
「ふ、不二山くん……」
羞恥のためか、赤く染まった頬で何とも悩まし気に見上げてくる小鹿。
不二山は、ふむ、と一つ頷くと、その場で軽く背を曲げ、彼女の腰に腕を回す。そして、そのままひょいと肩に抱え上げた。
「わわっ!」
慌てたような声が背中の方で聴こえたが、不二山は構わない。
「確かに貰いうけた。どうもな」
けど、と彼女の腰を支えているのと反対、空いている方の手で兄弟たちに指を突き付ける。
「もともとおまえらのもんじゃねぇから。そんだけ忘れんな」
釘を指すと、彼らにくるりと背を向け、そのまま歩き出す。
「ふ、不二山くん?! どこに行くの?」
「さーな」
不二山はとぼけて答える。
とりあえず。

「二人っきりになれるとこ」

そう言った顔は、幸いな事に、肩に担ぎ上げられている彼女には見えない。
悪戯っぽい、を通り越した、とんでもなく悪いその顔は。





「――って何これ!!!」

ばしーん! とWestBeachの床に叩きつけられるノート。
「何って、『不二山嵐誕生祝大作戦』だけど」
しれっと答える琉夏。
「だな」
琥一も真顔で頷く。
「文はコウが書いたんだ。筋考えたのは俺だけど。コウは現国得意だから。大迫ちゃんの御墨つきなんだ。スゴイ?」
「どうよ? 俺だってやりゃあできんだよ。へっ、メンドクセーな」
「コウくんが!? どっかで聴いた台詞だけどそれはすごい…って! ちっがーう! 何なのこの小話! ふざけないでよ! ていうか大迫先生に何てもの見せてるのよぅ!」
「え? 俺ら超マジだよ? 大体、おまえが相談してきたんだろ。『不二山くんのお誕生日祝い何上げたら喜んでくれるのかわかんなーい!』って」
「だな」
「そ、それはそうだけど……こんなの無理に決まってるでしょ?! こんなことして不二山くんが喜ぶわけないじゃん!」
琉夏は、ちっちっち、と立てた人差し指を小刻みに揺らして言う。
「おまえ、全然男心わかってない」
「男の俺らがいいっつってんだから間違いねぇ」
「二人の趣味は聞いてないから! ああ、もう……琉夏くんとコウくんに頼ったわたしがバカだった! もういい、自分でイチから考えるから!」
「あ、待てよ!」
琉夏が声をかけるも、彼女は弾丸のようにダイナーの扉から飛び出して行ってしまった。
あとに残るのは、男二人と台本になり損ねたノートだけ。
「……行っちゃった」
「チッ、放っとけ」
「よくできてると思ったんだけどなぁ~。コウ、ノーベノレ賞狙ってみたら?」
「あ? マジかよ」





……こうして、結局桜井兄弟立案による『不二山嵐誕生祝い大作戦』は不発に終わったのだが。

卒業後、晴れて幼馴染みその恋を成就させた際、こういう案があったんだ、と不二山にノートを見せてやったところ、

『へぇ。こっちでもよかったのに』

と彼が述べ、彼女が兄弟から激しくブーイングを受けるのは、これよりのち、一年先のことであった。


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